2024.12.06
ノビタス社員インタビュー ♯10
ノビタスで働く社員にスポットを当て、その仕事への情熱や日々の挑戦をお届けする社員インタビューシリーズ。
今回は技術・開発本部で活躍するKさんをご紹介します。これまでの豊富な経験を活かしながら、新たな挑戦を続けるKさんに、ノビタスへの想いや今後のビジョンについて伺いました。
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【Kさんプロフィール】
専門学校で電子工学を専攻後、ソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。初めに勤めた有線放送の会社では、コンテンツ配信業務に従事。その後独立系ITソリューションベンダーの会社に転職し、金融関係向け監視カメラやバス・トラック向けのドライブレコーダーの企画開発、導入保守などの業務に約18年間携わる。2022年にノビタスに転職。現在は技術・開発本部で情報システムの運用、新製品の開発、既存製品の改良など多岐にわたる業務を担当している。
趣味は料理で、特に肉料理をアレンジすることが得意。家族と過ごす時間や料理を通じてリフレッシュしながら、仕事への活力を得ている。
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ーノビタスに入社した理由
Kさんのこれまでのキャリアについて教えてください。
最初に勤めたのは、有線放送を提供する会社です。派遣社員として入社し、お店で流れるBGMの合間に店舗独自のCMを放送するシステムの保守・運用や社内情報システム業務を担当していました。
当時は深く考えずに入社しましたが、派遣先の上司から「正社員として働いてみないか」と声をかけてもらい、そのまま正社員として勤務しました。その後、独立系ITソリューションベンダーの会社に転職し、金融関係向け監視カメラやバス・トラック向けのドライブレコーダーといった映像セキュリティシステムの企画開発、導入保守などの業務に約18年間携わりました。
ノビタスに入社したきっかけを教えてください。
2023年2月にノビタスに転職しました。前職での事業が収束に向かい、新たなキャリアを考え始めていた時期に、前職の同僚だった方から「ノビタスで一緒に働かないか」と声をかけてもらいました。彼からは、ノビタスが「意思決定のスピードが速く、社員一人ひとりが主体的に動ける職場」だと聞き、徐々に興味を持つようになりました。
入社後の印象はどうでしたか?
入社前に聞いていた以上に、意思決定が速いと感じました。フラットな組織で経営層との距離が近く、自分の意見をすぐに反映してもらえる環境が整っています。
仕事に対して責任感を持ちながらも、自分の裁量で動ける点が非常に働きやすいですね。
ーノビタスでの現在の業務内容
現在のお仕事について詳しく教えてください。
私は技術・開発本部 情報システム課に所属し、日々さまざまな課題と向き合っています。情報システム課では、主に3つの業務を行っています。
1つ目は「地域の入札案件への対応」です。これは、地域ごとのお客様のニーズを深く理解し、当社のシステムでどのように貢献できるかを調査するところから始まります。入札を落札した後は、設計や構築を行い、その後の保守まで責任を持って対応します。毎回異なる要件に柔軟に対応する必要があり、チャレンジの連続ですが、それがやりがいにも繋がっています。
2つ目は「レンタル機器の修理対応」です。故障が発生した場合、まず原因を迅速かつ的確に特定することが求められます。時には社内ヘルプデスクのように、現場の社員をサポートすることもあります。この業務では、スピードが何よりも重要です。機器が正常に動くことで、お客様の業務が滞ることなく進む。そのことを想像すると、常に最善を尽くしたいと思います。
3つ目は課の名称通りの「社内情報システム」業務です。各社員が快適に業務を遂行できるよう、社内システムの保守や社員向けIT機器の選定から設定、支給、社内向けwebサービスの評価選定などを行っています。この仕事を通じて、会社全体の基盤を支える存在であるという責任感と誇りを持っています。また情報システム課の業務とは別に、「ISO9001関連業務」や既存製品の改良や新商品の企画などにも従事しています。業務プロセスの改善を進めることで、ノビタスの信頼をさらに高めていく役割を担っています。
技術・開発本部全体の構成についても教えてください。
技術・開発本部には「情報システム課」「ソフトウェア課」「インフラ課」「デバイスオペレーション課」という4つの部署があります。本部全体では10〜15人ほどの規模ですが、それぞれが密接に連携し合いながら課題解決に取り組んでいます。この規模感だからこそ、部署間の垣根が低く、迅速な対応が可能になっているのだと思います。
私は情報システム課のマネージャーとして、チームの業務を統括しながらメンバーをサポートする役割を担っています。責任は大きいですが、それだけやりがいも感じています。
日々の業務の流れについても教えてください。
私の1日は、始業の15分前に出社するところから始まります。前日の残りのタスクを洗い出し、当日のスケジュールを確認するのがルーティンです。準備を整えるこの時間が、その日の効率を大きく左右します。
始業後は、入札案件の調査や修理対応、ISO関連業務など、優先順位に応じてタスクを進めます。特に、緊急の対応が必要な場合には、迅速に解決策を提示することが求められます。
ー印象に残っている出来事
非常に多岐にわたる業務を担当されていますが、これまでの中で特に印象に残っている出来事はありますか?
入社してまだ1週間しか経っていない頃、展示会に出展者として参加した経験が強く記憶に残っています。当時は製品についての知識も浅く、来場されたお客様からの質問に十分に答えることができませんでした。その場で感じた悔しさは今でも忘れられません。「もっとお客様の役に立てる自分になりたい」という気持ちが自然と湧き上がり、その経験が自分のモチベーションを大きく変えました。それ以来、お客様にとって信頼できる存在になるために、日々努力を続けています。
その悔しさが、今のKさんを形作っているのですね。現在に至るまでに「お客様に貢献できた」と感じる経験はありますか?
最近営業と一緒にお客様のもとを訪問した際、直接「ノビタスさんは本当に安心して任せられる」と評価をいただいたことがありました。その言葉をいただいた瞬間、心が温かくなるのを感じました。技術部はお客様と直接やり取りする機会が少ないですが、営業を通じて技術的な相談や課題を解決することで、信頼を築けていると実感しています。
お客様との信頼関係を築ける背景には、ノビタスのどのような強みがあると思いますか?
やはり「迅速な対応力」がノビタスの最大の強みだと思います。例えば、営業がお客様から急な要望を受けたときでも、技術・開発部がすぐに動いて解決策を提案できる体制が整っています。このスピード感と正確性こそが、お客様からの信頼を勝ち取る理由だと感じています。
先日、営業に同行した際にもそのことを実感しました。お客様の現場で突然必要になった部材がありましたが、社内のメンバーが迅速に手配し、その日のうちに現場に届けることができたのです。その時、「これがノビタスの『100%顧客都合』というマインドなのだ」と実感しました。
また、技術・開発部としても、営業では対応が難しい専門的なご質問や課題にお応えできるよう日々尽力しています。このように、ノビタス全体でお客様に寄り添い、課題を解決する姿勢が、確かな信頼を築く基盤になっていると思います。
Kさんご自身も、その信頼を形にする一端を担っているわけですね。
そう感じられる瞬間が何よりも嬉しいですね。お客様からの信頼は簡単に得られるものではありませんが、それを少しずつ積み上げていけるのがノビタスの環境だと思います。私自身、これからもお客様に貢献できるよう、一つひとつの仕事に真摯に向き合いたいと思っています。
ーノビタスの好きなところ
ノビタスの魅力について教えてください。
ノビタスの魅力は、まず意思決定のスピードが速いことです。これは仕事を進める上でとても心強いポイントです。また、経営層が会社の状況や目指す方向をオープンに共有してくれるおかげで、社員全員が会社のビジョンをしっかり理解できる環境が整っています。
さらに、「チャレンジしやすい」文化が根付いているのも大きな魅力です。例えば、私が提案したカメラの防水性の改善案がすぐに採用されました。このように、自分の意見が尊重され、アイデアを形にしやすい職場だと実感しています。
具体的にどのような改善案を提案されたのですか?
詳細は言えないのですが、ある時ノビタスの製品の「ここが弱点になっている」と気づき、「こういう改善をすればもっと良くなるのではないか」と提案しました。例えば、これまで1,000台出荷して10台ほど問題が発生する可能性があったところを、3台や2台に減らすことができるような改善案です。それが採用されて、実際の製品に採用されることになりました。
お客様に安心して使っていただける製品につながったのは嬉しいですし、こうした取り組みを支えてくれるのが、ノビタスの「チャレンジしやすい」文化です。上司や部門長から「やってみよう」と後押ししてもらえるので、積極的にアイデアが出せますね。
ー今後の目標やビジョン
今後の目標についてお聞かせください。
まずは、社員全員がストレスなく業務を進められる社内システムを整備し、効率を飛躍的に高めたいです。毎日の業務がスムーズに流れることで、社員一人ひとりが本来の力を存分に発揮できる環境を作りたいと思っています。それはきっと、チーム全体、そして会社全体の成長にもつながると信じています。
さらに、新しい市場に向けた製品企画や、既存製品の改良にも積極的に挑戦していきたいです。製品を改良するたびに、少しでもお客様に喜んでもらえる瞬間を増やしたい。その一歩一歩の積み重ねが、ノビタスの信頼と未来を形作ると思っています。
具体的にはどのような新しい製品を考えていますか?
これまでノビタスが手掛けていない分野にも挑戦したいですね。新しい分野に飛び込むことはリスクもありますが、それ以上に得られる可能性の方が大きいと感じています。これまで蓄積してきた経験や技術を活かしながら、「こんな製品が欲しかった」と言っていただけるものを生み出したいです。
そのためには、現場での経験やお客様の声を何よりも大切にしていきたいです。実際に製品を使ってくださる方々のリアルな意見が、製品開発のモチベーションになると思います。お客様の声が聞こえるたびに、「もっと良いものを届けたい」という思いが自然と湧いてきます。それが私にとってのモチベーションであり、ノビタスの可能性を広げる鍵だと思っています。
ーオフについて
プライベートの時間の過ごし方について教えてください。
日々忙しく働いているので、土日はしっかり休んで、英気を養っています。特別なことはしなくても、自分にとっては家族と過ごす時間が一番のリフレッシュ方法だと思っています。また、料理も趣味の一つで、特に肉料理をアレンジするのが好きです。