2022.02.07
#アモールノビタスDAY31 再始動
#アモールノビタスとは “ノビタス”とは、ラテン語で「創造的」を意味します。創造的に製品・サービスを開発し、お客様に届けていく、という思いを込めて、代表の羽田野社長が命名しました。そして、ラテン語で「愛」を意味するのが“アモール”。ノビタスで新米インターン生として働く私が、「愛(アモール)」をもって会社の魅力をお伝えし、皆様にもノビタスを愛していただきたいという思いから、この企画をスタートしました。 |
皆様お久しぶりです!インターンの大久保です。
記事を出すのは約2カ月ぶりになります。
私は現在大学4年で来年から社会人なのですが、実は就職活動をやり直していまして…。
こんなに間が空いてしまいました(泣)これから、その紆余曲折あったシューカツを記事にしようかなとも考えています。そして!私が空けている間、同じくインターンの備後さんが面白い記事を発信してくれて、とても助かりました。備後さんも加わって、ノビタスのブログもパワーアップしていくのでお楽しみに!
さぁ、早速今日の本題に参りましょう。
私が久しぶりにノビタスのオフィスに行くと、社長が一枚の紙を見せて下さいました。一見すると、賞状のようで、初めは「おぉ、ノビタスが何か表彰されたのかな!」と思いました。しかし、よくよく目を凝らしてみると…そこには一段と輝く5文字が。
“商標登録証”
お話を伺ったところ、皆様おなじみノビタスのロゴマークが…
この度、商標登録されました!!おめでたい!(ぱちぱち)
…と喜んだのもつかの間、「ん?待てよ……そもそも商標登録って何だ?」と疑問がでてきました。
ということで今回は“商標登録”についてとことん!調べてみたので、皆様にもシェアしたいと思います。
まず、想像してみて下さい。あなたが血のにじむような努力やお金、時間を費やして、「タイムマシーン」を作ったとします。しかし、公表して間もなく、巨大企業X社に技術を使われ、X社は莫大な利益を上げます。一方、あなたは開発に身をささげた余り、お金も友達もなくなってしまいました…。
…と何とも究極かつ悲しすぎる物語になってしまいましたが、現代ではこういった状況は起こりえません。なぜなら、人々の創造物には“知的財産権”が認められているからです。もし、知的財産権が無ければ、上の例のように大きな企業だけが利益を上げ、そのために個人の創作意欲は損なわれてしまいます。いわば、ジャイアンの名言『お前のものも俺のもの』を阻止するために知的財産権は存在しているのです。
次に、知的財産権は以下のように細分化されていることを知りました。大きな違いとして、産業財産権は登録しなければ権利が発生しないのに対し、著作権は創作物が完成した時点で自動的に権利が発生します。そして、著作権は原則として著作者の死後70年まで有効とされています。
そして、今回ノビタスが特許庁に申請し認められた商標は、「事業者が使用するマークと、提供するサービス」を保護するものです。つまり、ロゴマークだけではなく、ノビタスが提供するサービスが他社とは違うことを証明するものでもあるのです。そう考えると、商標権は企業の存在意義を示すために必要不可欠であると言えます。
また、ノビタスでは自社生産した機器の特許申請も行っています。お客様のニーズに合わせて開発した製品は、現在審査中です。商標権も特許権を取得する過程には、事前に同様のサービスや技術が無いかどうかを自身で調べる・所定の審査料や登録料を収める・国家資格を持った知的財産管理担当者による厳しい審査基準をクリアする…などと、認められるまでは決して平らな道のりではありません。だからこそ、社会にとって価値のある証明になりえているのが事実なのです。
ここまでかなり、知的財産権について知識を深めることが出来ました。
それでは最後に、昨今の世界的な特許事情について2つほど。
まず一つ目は、今、自動車業界が空前の特許戦国時代であるということです。その理由は、世界がEV(Electric Vehicleの略で、電気自動車のこと)にシフトしているから。日本政府も「2035年までに新車販売はEV100%を実現する。」と発表しました。そして、今後の自動車業界で勝ち残れるかどうかはEVの電池開発にかかっています。日本国内で見ると、EVやHV(Hybrid Vehicleの略でガソリンと電気で動く自動車のこと)の普及率は他国に遅れをとっています。しかし、特許出願件数は日本企業の特にトヨタがトップクラスであり、今後の動向に注目です。また、自動運転技術も進んでおり、そう遠くない未来に、映画で見るような近未来な世界が広がるのかもしれません!
二つ目は、また日本でも感染者数を増やしている新型コロナウイルス関連です。約一年前、インドと南アフリカがコロナのワクチンや治療薬の特許を一時的に放棄することをWTOに提案しました。これにより、貧しい国でもワクチン生産が可能になり、より多くの人命が救えることから多くの国が賛成しましたが、製薬大手を有する一部の国が反対。そんな中、ファイザーの開発に成功したアメリカのバイデン政権が、「知的財産権の放棄を支持する」と表明しましたが、いまだ特許権放棄は実現されることなく議論は平行線のままです。知的財産権の重要性について調べてきましたが、知的財産権によって苦しむ人々がいることも新たな発見でした。 |
ここまで、ノビタスのマークが商標登録されたことをきっかけに、知的財産権について学んできました。商標権の意味や、取得の大変さについて知った今、ノビタスの商標登録がより重みのあるものに感じました。
久しぶりのブログで気合が入ったあまり(?)長くなりすぎてしまいました…。
最後まで読んで下さった皆様、ありがとうございます!また来週お会いしましょう!
<参考文献>
・特許庁 <https://www.jpo.go.jp/index.html> (2022年1月28日アクセス)
・公益社団法人著作権情報センター<https://www.cric.or.jp/qa/hajime/index.html> (2022年1月28日アクセス)