2024.12.06
【ユーザーインタビュー】50sPLUS合同会社 代表 土屋健作様
50sPLUS合同会社 代表 土屋健作様
【YouTube 】LIVE the SCAPE(50sPLUS合同会社)
https://youtube.com/@live-the-scape
ノビタスは創業以来、「お客様のニーズに応える、現場で結果を出す」をモットーに、司法警察関係の諸官庁をはじめとするお客様に、捜査用装備資材の開発・製造・販売・レンタルを行ってまいりました。そんなノビタスですが、最近では、これまで培ってきた高度な技術をさらに広げ、一般の皆様の生活にお役立ちいただけるように、新たなカメラの用途を提案しています。
今回お届けするユーザーインタビューでは、ネットワークカメラを活用して、訪れるのがなかなか難しい場所のリアルな風景などをYouTubeで配信するサービスを展開している50sPLUS合同会社 代表 土屋健作様にユーザーインタビューを行いました。
目次
Q:これまでのご自身のキャリアについて教えてください。
A:大学を卒業して社会に出てから『金融の世界』『建設の世界』『政治の世界』と3つの世界にかかわってきました。ひとつの世界にとどまらなかったことから、幅広く多くの方に出会い、様々な分野で多くを学ばせていただきました。
Q:仕事を辞めた後に、現在の「50sPLUS(フィフティーズプラス)」を設立されたとのことですが、事業内容を教えてください。
A:約2年前に立ち上げた「50sPLUS」は、IPカメラ(ネットワークカメラ)を活用して、訪れるのがなかなか難しい場所のリアルな風景などをYouTubeで配信するサービスを展開しています。
IPカメラは、ノビタス様にも協力いただきながら設置しています。IPカメラで撮影した映像は、東京の事務所にも転送するようにしています。ノビタス様のソフトを使って、映像を見ていない間でもソフトウエアが映像内の動きを感知するので、鹿がご飯食べに来たり、たまに熊が来たりしている映像をピンポイントで見ることができます。その部分の動画を切り取って、YouTubeで配信しています。防犯目的といった従来のIPカメラとは違う使い方をしています。
Q:この事業を始めようと思ったきっかけは?
A:40代前半に一度仕事を休職しました。その時は3か月ほどオーストラリアのバイロンベイという町に住んでいました。バイロンベイは、オーストラリアのニューサウスウェールズ州にある町で、私が住んでいたのは、ちょうど牧場のど真ん中でした。
車で走っていると馬や牛、カンガルーなどに出くわしたり、ちょっと足を運べば山や海もあって、とても自然が豊かな環境です。
その時に見た壮大な景色が忘れられなかったんですよね。
帰国後、東京でまた仕事を始めたのですが、結局辞めてしまいました。自然をテーマに何かビジネスができないかと考えていたところ、たまたま訪れた過疎地で、家の側に鹿の糞を見つけました。普通に人間が住んでいる場所に、鹿が来ていると分かって驚きました。カメラを設置して「山の中の日常」をライブ配信したら面白そうだと思い、この事業をスタートしました。
Q:現在、どんな場所にIPカメラを設置していますか?
A:現在は二か所にIPカメラを設置しています。一つは2023 年1月に、とある山の中にIPカメラを設置しました。
映像を通じて、山の中やそこで生息する動物たちの日常の様子が伺えます。
大雪が降った日には、YouTubeの登録者数がぐっと伸びました。ただのライブカメラの映像ですが、こんなにも皆さんの関心が高いことに驚きました。
もう一つは、岐阜県大垣市にある河川敷です。大垣市は「水都」と呼ばれ、全国で水の郷100選にも選ばれるなど水が豊富で、河川を使ったお祭りやイベントがよく開催されています。
船が河川敷の桜の下を下っていく様子などを、設置したIPカメラを通じて配信します。
Q:今後はどんな場所にカメラを設置していく計画ですか?
A:この事業を観光業や地域振興、そして出張先の天候確認にも利用できないかなと考えています。
例えば、現在北海道の牧場やマリーナにカメラを設置しておりますが、ライブカメラの景色はホームページやSNSなどで配信することで、お客様とのコミュニケーションを築くことができると思います。お客様自身が訪問したあとの馬の様子や、変化していく現地の景色を見ることができますし、また行きたくなるきっかけにもなると思います。
また最近では、地域名+天気で検索される方が多いようで、弊社のライブ配信もそのような形で訪れる方が多くいらっしゃいます。
ひとつのカメラの配信でも、多様な利用方法があると思いますので、様々な視点で見ていただける場所にはニーズがあると思います。
Q:事業を始めるにあたって、ノビタスを選んだきっかけは何ですか?
A:私が古い人間だからかもしれませんが、ネット社会において、物を買う時に(販売者の)顔が見えないのが嫌なんです。
しかも商売で使う物を仕入れるのに、相手の顔が見えないのはとても不安がありました。
何社かカメラの販売会社を調べている中で、たまたま知人から「信頼できる会社だよ」と言って紹介いただいたのが、ノビタス様でした。
連絡をしたらすぐに担当者の方とお会いできて、色々と相談しているうちに「IPカメラのことは、ノビタス様にお任せしよう」と思いました。
Q:どういったところが決め手だったのでしょうか。
A:担当者の方の幅広い知識と、顧客のために親身になって相談に乗ってくれる姿勢ですね。
もともとカメラとか動画配信とは全く関係ない業界にいたものですから、事業を始めるにあたり、カメラの販売店をいくつか回って調べましたが、的確な情報を得ることができませんでした。
ライブ配信をするとなると、単にカメラだけでなく、その周りのネットワークシステムだったり総合的な知識が必要になるそうです。
IPカメラについて相談しても、業務の範疇を超えてしまうのか「それはSEの仕事なので、答えられません」と言われて途方にくれました。そんな時に、ノビタス様に出会いました。私がIPカメラでやりたいことを相談してみると、「3つに分けて問題点を整理しましょう」と具体的にアドバイスをいただきました。それまで私が受けた対応とは全く違っていて、「この人は信頼できる」と思いました。
Q:実際にノビタスと取引をしてみていかがでしたか。
A:初めて山の中でIPカメラを設置する際、時間に制約もあり不安な気持ちしかありませんでした。
全くの素人がするわけなので、なおさらでした。電気通信工事の方は回線を引いてルーターを設置までは親切にしてくれますが、配信となるとそこまで対応はしてくれませんでした。
そこで、山の中で携帯電話を握りしめてノビタス様に助けを求めたのですが、映像を配信するまでの設定を、きめ細かく丁寧にフォローしてくださいました。それでやっと映像配信ができた時は、とても感動しました。
ノビタス様は、一般の会社では絶対にそこまでしないだろうということも、親身になって対応してくれるので、そうしたコンサルタント的なサービスに本当に助かっています。
Q:今後の事業の目標や展望を教えてください。
A:ノビタス様のおかげで、自分のやりたかった事業が一歩ずつ前進できていると感じています。出会えていなかったら、今頃事業ができていなかったと思うので、感謝しています。やっぱり映像っていいですよね。言葉で伝えるには限界がありますので、映像を配信出来るおかげで、一気に世界が広がったと思います。
今後はIPカメラも設置台数を増やして、色んなコンテンツを配信していきたいです。例えば、お米を苗から育てる様子をカメラで撮影し、子供たちの食育に役立てるようなコンテンツがあってもいいかもしれません。
カメラの設置を予定しているお客様と話をしていると、カメラの活用は、例えば設置場所が10か所あれば10通りのニーズがあると感じます。お客様の求める答えに向き合っていく中で、カメラの性能や最新の技術にも精通しているノビタス様にはぜひ引き続きサポートしていただきたいですし、ノビタス様以外には頼めないなと思っています。